2-高校の化学が出来れば簡単に取れる!
先に、危険物乙4と2級ボイラー技士は、高校の化学をやったことがあれば、比較的、簡単に取れる資格ですと私は言いました。
ですが、この2つの資格においては、難しい構造式や化学反応式、モルの計算などは覚える必要はありません。
では、どんな事を勉強すればいいのかということを、今回は述べていこうと思います。
まず、試験危険物乙4の試験では、試験に出る科目は、①危険物に関する法令、②基礎的な物理学及び基礎的な化学、③危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法となっています。
ここで高校の化学の知識が必要なのは、科目②基礎的な物理学及び基礎的な化学と、科目③危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法のところです。
でも、難しく考える必要は全くありません。
科目②の基礎的な物理学及び基礎的な化学では、テキストを一冊読む程度で、覚えられる事(高校の化学を勉強したことがあれば、簡単に覚えられます。)ばかりですし、科目③の危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法では、危険物の名称(例:メタノール、アセトン、二硫化炭素、灯油、ガソリンなど)とその性質をテキストを読んで覚えておけば、ほとんどの問題が解けます。
あとは、科目①の危険物に関する法令のところで、指定数量の計算問題などが出ますが、計算と言っても、指定数量を覚えておいて、後は割り算や足し算をすれば簡単に答えが出るものばかりです。
ですから、本当に難しく考える必要は、全く無いのです。
試しに、問題集とテキストを一冊ずつ購入して実際にやってみてください。
2級ボイラー技士の試験では試験に出る科目は、Ⅰ ボイラーの構造に関する知識、Ⅱ ボイラーの取扱に関する知識、Ⅲ 燃料及び燃焼に関する知識、Ⅳボイラー及び圧力容器に関する法令となっています。
2級ボイラーの試験ではそれぞれの科目の問題全般にわたって、高校の化学の知識があるに越した事はありません。
でも、覚えなくてはならない化学の知識は限られています。
ぜひ覚えなくてはならない化学の知識としては、温度(摂氏温度℃、絶対温度K:ケルビン)に関する知識、圧力(単位:Pa)に関する知識、熱量(単位:J)に関する知識、熱や蒸気に関する性質及び名称(顕熱、潜熱など)、流量(m^3/h)に関する知識、燃焼に関する知識、化学物質の名称(例:カルシウム、マグネシウム、炭酸カルシウム、リン酸ナトリウム、塩化ナトリウム、イオン交換樹脂、窒素酸化物NOx、硫黄、重油など)やその物質の用途または性質などがあげられます。
これらは、テキストを読んだり、問題集などをやりながら、関連づけて覚えていくとよいと思います。
そんなに難しく考える必要は全く無いです。
これらは問題集をやったり、テキストを読んでいるうちに次第に覚えていけばよいことです。
それに、難しい構造式や、化学反応式、モルの計算などは、ここでも覚える必要は全く無いのですから...。
2級ボイラーの試験では難しい計算問題等も、ほとんど出ません。(ただし熱量を計算する必要がある問題などは出ることがあります。)
2級ボイラーの試験で難しいのは、科目Ⅳの、ボイラー及び圧力容器に関する法令のところで、数値をしっかり覚えていなくてはならない問題がでることぐらいです。このことさえ頭に入れて勉強をすれば、2級ボイラーの試験もさほど難しい試験だとは思わないでしょう...。
あとは問題数をこなすだけです!
皆さんも、ぜひ危険物乙4と2級ボイラー技士をセットで目指してほしいと心より願っています!
まだまだ、このブログの内容は続きます!次回は、危険物乙4と2級ボイラー技士の資格は、女性にも目指せる資格です!と題して話を進めていきたいと思っています。
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