2016年4月21日木曜日

危険物取扱者乙4と2級ボイラー技士をセットで取ろう!! vol.22 酸洗浄とアルカリ洗浄


ボイラーは密閉容器です。そのため、長期間使用したボイラー内部には、汚れが溜まってきます。それが、スラッジや、スケールです。 そのため、ボイラーの整備の際には、それらの汚れを徹底的に除去します。そして、その際に行われるのが、酸洗浄とアルカリ洗浄です。 酸洗浄は、酸は、こびりついた汚れを除去するのに有効なので、スケールを除去することも可能です。そのため、クエン酸などの弱酸を用いて洗浄します。 なぜ、弱酸を用いるかと言えば、強酸を用いると、酸化力が強いために、ボイラーが錆びてしまう可能性があるためです。 そして、次に、アルカリ洗浄を行います。アルカリは、タンパク質などの汚れに対して非常に有効です。 なぜ、酸洗浄を行った後に、アルカリ洗浄を行わなければならないかと言うと、酸を中和して、ボイラーをアルカリ性に保つ必要があるからです。アルカリ性を保つことはボイラーを錆びから守る有効な手段だからに他なりません。

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