5-危険物乙4と2級ボイラー技士の受験資格について
危険物の乙種を受験する場合、特に受験資格などは必要ありません。
ということは、危険物乙4の試験に関しても特に受験資格などは必要ないのです。どなたでも受験できます。
そして、試験にさえ合格すれば、たとえばの話、小学生でも、免状を受けることが出来るのです。
しかし甲種危険物取扱者(消防法における、すべての危険物を扱える資格)の資格を受験する場合は、受験資格が必要です。
2級ボイラー技士を受験する場合は、次のような受験資格が必要です。
①大学、高専、高校のボイラーに関する学科を修め卒業した者でボイラーの取扱について3ヶ月以上の実地修習を経た者。
②ボイラーの取扱について6ヶ月以上の実地修習を経た者。
③都道府県労働局長または登録教習機関が行ったボイラー取扱技能講習修了後、4ヶ月以上、小規模ボイラーを取り扱った経験がある者。
④エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)第9条第1項のエネルギー管理士(熱)免状を有する者で1年以上の実地修習を経た者。
⑤海技士(機関1、2、3級)免許を受けた者。
⑥ボイラータービン主任技術者(1種又は2種)免状を有する者で伝熱面積の合計が25㎡以上のボイラーを取り扱った経験のある者。
⑦ボイラー実技講習を修了した者。 ほか
この中で、一般の人が最も簡単に、受験資格を得る方法が、⑦番目のボイラー実技講習です。
ボイラー実技講習は各都道府県のボイラー協会で、毎月のように行っているので、その実技講習を受講するのが、最も簡単に、受験資格を得る方法だと思います。
たいてい3日間の講習で、私が受けた埼玉県の場合は費用はだいたいテキスト代を含めて、20600円ぐらいです。このとき問題集や過去問なども購入すると、だいたい25000円ぐらいになります。
(詳しくは各都道府県の日本ボイラー協会(http://www.jbanet.or.jp) の各支部のホームページをご覧ください。)
ボイラーの実技講習や2級ボイラー技士試験には、特に年齢制限などはありませんが、試験に合格して免許を受ける際には、満18歳以上であることが必要です。
この実技講習を受講して、講習の修了証が得られれば、それが受験資格となり、晴れて2級ボイラー技士の試験が受験できます。
車の運転免許などと違い、受験資格を得る費用などは、結構、安く済むので、皆さんもぜひ、ボイラー実技講習の受講を考えてみてはいかがでしょうか。
次回は、講習会の利用についてと題していろいろ述べていこうと思います。次回もぜひよろしく!
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