2009年3月31日火曜日

危険物乙4と二級ボイラー技士をセットで目指そう!! vol 7

7-危険物乙4の勉強をするに当たって/危険物乙4の勉強のやり方
  
 ①-法令の勉強のやり方。      
      危険物乙4の試験で、まず一番、問題数(15問)が多い、危険物に関する法令から、勉強の
     やり方を説明します。
     
      法令の問題では、ほとんどが暗記していれば解けるような問題が出ます。
      
      特に暗記しておかなければならないものとしては、各危険物の指定数量、製造所や貯蔵所の
     建物からの距離など、数値の部分がかなりあるので、これらの数値と、その関連する事項を
     必ず覚えておく事です。

      あとはテキストや問題の法令の文章をしっかり暗記しておけば、問題が解けます。

      なので、法令の問題の勉強の仕方としてはテキストをよく読むことが大事になってきます。
     
      繰り返し何回もテキストを読んで覚えましょう。そして問題集で問題を実際に解いてみて

      間違えたところ、どうしても、わからないところがあれば、もったいがらずに答えの解説を
     よく読むことで、完璧に問題ごと覚えてしまいましょう。 

   
 ②基礎的な物理学および基礎的な化学の勉強のやり方
      ここでも、やはり、テキストをよく読むことから始めます。
     
      ここでは簡単な計算問題なども出る可能性があります。
      
      計算のやり方はテキストや問題集を参考に覚えてください。

      たいていは掛け算と足し算だけで出来るような問題です。
 
      あとは、たとえば、物質の三態、例:水蒸気(気体)、水(液体)、氷(固体)
     において、固体から液体になることを融解、液体から固体になることを凝固、液体から気体に
     なることを蒸発、気体から液体になることを凝縮といいます。
      
      また固体から直接気体に、気体から直接固体になることを昇華といいます。

      このような状態などの名称や関連を覚えたりしながら、テキストを繰り返しよく読むと
     いいでしょう。
      
      そして問題集をやって、どうしても解けない問題などは、答えの解説をよく読んで覚えて
     おきましょう。

     
 ③危険物の性質、及び消火の方法の勉強のやり方
 
      ここでは、第4類危険物の名称、
     (例:アセトアルデヒド、ガソリン、アセトン、エタノール、灯油、酢酸、重油、
         エチレングリコール、ギヤー油、シリンダー油、ヒマシ油、アマニ油など)
      
      を覚えると共に、第4類危険物のどの種類
     (例:特殊引火物、第一石油類、アルコール類、第二石油類、第三石油類、第四石油類、
        動植物油類)
      に属するのかなどを覚えておくと共にそれぞれの危険物の性質(色、におい、水溶性、
      非水溶性、沸点、引火点、発火点、比重などの性質)や消火方法をテキストをよく読んで
      覚えておく事が重要になります。
       
       引火点や発火点については個々のものだけではなく、同じ種類の危険物の発火点、引火点の
      範囲もしっかり覚えておくことです。
       
       何度かテキストや問題集を読んでいるうちに覚えてしまうと思います。

       だいたいの勉強方法を大まかに説明してきました。
      
       覚える事がかなり多いのですが、全て最初から覚えようとしないで、何度か繰り返し
      テキストを読んで、問題集をやっているうちにきっと頭に入ってくると思います。

       たいてい、1ヶ月毎日1時間ぐらいずつ勉強すれば1ヶ月半ぐらいで覚えてしまうと
      思います。皆さん、ぜひ頑張って勉強してみてください。

       テキストや問題集は市販されているものでも、十分合格できますが、私のお勧めは、
     (財)全国危険物安全協会で発行しているテキストと例題集です。
       特に、例題集には実際の試験に出るのと同様の問題が多数載っています。
       
       このテキストと例題集は危険物安全協会主催の講習会などで使用されるテキストと
      例題集なので、このテキストと例題集は一般の書店などでは手に入れることは出来ません。
       でも、全国の危険物安全協会に入手方法を、ぜひ、電話等で問い合わせてみてください。
       何らかの方法で、きっと入手できます。
      私の場合は、直接、危険物安全協会に出向いて行って、購入してきました。

2009年3月21日土曜日

危険物乙4と二級ボイラー技士をセットで目指そう!! vol 6

  
 6-危険物乙4、2級ボイラー技士の勉強するに当たって/講習会の利用について
 
  危険物乙4や2級ボイラー技士の受験勉強を進めるにあたって、県や市の消防本部で行っている講習会や、各地のボイラー協会などで行っている、受験準備講習などを利用する方法があります。
 
  これらの講習会に参加することの利点には、次のようなことが挙げられると思います。

   1、まず、どのような内容を勉強したら合格できるかといった、勉強する内容について、大まかに把握できる。   
   
   2、勉強方法がわからない場合などにも、講習会に参加することで、どのような勉強をしたら良いかなど、自分なりの勉強方法がつかめる。

   3、実際に、受験勉強に使用するテキストを使って講義を受けることで、より理解を深めることが出来るし、過去問題や予想問題を実際に解くことで実力が養える。また、受験勉強に使用するテキストや問題集なども手に入れることが出来ること。   
   
   4、特に独学で勉強する場合などは、自分の学習の成果を試す良い機会であるし、また、自分の弱点などをつかめる
   
   5、短期間で集中して勉強ができるため、実力がつく。  
  
   6、通信教育などを利用するよりも費用が安く済むこと。 
  
  
  このような、たくさんの利点があるのでぜひ、公の機関でおこなっている講習会の利用もお薦めしたいと思います。
  
  ここで注意していただきたいのは、公の機関でおこなっている講習を利用するということです。

  危険物の試験でしたら、県や市の消防本部で、2級ボイラー技士でしたら日本ボイラー協会の各支部でおこなっている講習を利用すると良いと思います。
  
  受験業者などがおこなっている講習もありますが、公の機関がおこなってる講習よりも、費用が、かなり高いのが一般的ですし、合格を保証するなどのことを言ってることで、勉強する意欲がなくなってしまう恐れもあります。その点にだけは、ぜひ注意してください。

  特に、独学で勉強する場合、このような講習会を利用すると、勉強がはかどることは間違いないと思います。

  ぜひ、危険物乙4の場合はGoogleで、"危険物講習会"とキーワードを記入して検索してみてください。

  そして、各地の講習会を行っている、各地の消防本部のホームページを調べてみると良いでしょう。

2級ボイラー技士の受験準備講習については、各地の日本ボイラー協会のホームページを見てみると良いと思います。

  私自身も、このような講習会を利用して、実際に試験に合格しました。
  
  ぜひ、講習会を利用することを私自身、お薦めしたいと思っています。
 
  
   

   

2009年3月19日木曜日

危険物乙4と2級ボイラー技士をセットで目指そう!! vol 5

 5-危険物乙4と2級ボイラー技士の受験資格について
 
 危険物の乙種を受験する場合、特に受験資格などは必要ありません。
 ということは、危険物乙4の試験に関しても特に受験資格などは必要ないのです。どなたでも受験できます。
 そして、試験にさえ合格すれば、たとえばの話、小学生でも、免状を受けることが出来るのです。
 
 しかし甲種危険物取扱者(消防法における、すべての危険物を扱える資格)の資格を受験する場合は、受験資格が必要です。

 
 
 2級ボイラー技士を受験する場合は、次のような受験資格が必要です。  

  ①大学、高専、高校のボイラーに関する学科を修め卒業した者でボイラーの取扱について3ヶ月以上の実地修習を経た者。

  ②ボイラーの取扱について6ヶ月以上の実地修習を経た者。

  ③都道府県労働局長または登録教習機関が行ったボイラー取扱技能講習修了後、4ヶ月以上、小規模ボイラーを取り扱った経験がある者。

  ④エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)第9条第1項のエネルギー管理士(熱)免状を有する者で1年以上の実地修習を経た者。
 
  ⑤海技士(機関1、2、3級)免許を受けた者。

  ⑥ボイラータービン主任技術者(1種又は2種)免状を有する者で伝熱面積の合計が25㎡以上のボイラーを取り扱った経験のある者。
  
  ⑦ボイラー実技講習を修了した者。 ほか
                   

  この中で、一般の人が最も簡単に、受験資格を得る方法が、⑦番目のボイラー実技講習です。

  ボイラー実技講習は各都道府県のボイラー協会で、毎月のように行っているので、その実技講習を受講するのが、最も簡単に、受験資格を得る方法だと思います。
 
  たいてい3日間の講習で、私が受けた埼玉県の場合は費用はだいたいテキスト代を含めて、20600円ぐらいです。このとき問題集や過去問なども購入すると、だいたい25000円ぐらいになります。
(詳しくは各都道府県の日本ボイラー協会(http://www.jbanet.or.jp) の各支部のホームページをご覧ください。)
  
  ボイラーの実技講習や2級ボイラー技士試験には、特に年齢制限などはありませんが、試験に合格して免許を受ける際には、満18歳以上であることが必要です。
  
  この実技講習を受講して、講習の修了証が得られれば、それが受験資格となり、晴れて2級ボイラー技士の試験が受験できます。

  車の運転免許などと違い、受験資格を得る費用などは、結構、安く済むので、皆さんもぜひ、ボイラー実技講習の受講を考えてみてはいかがでしょうか。

  
  次回は、講習会の利用についてと題していろいろ述べていこうと思います。次回もぜひよろしく!
  

2009年3月10日火曜日

危険物乙4と2級ボイラー技士をセットで目指そう!! vol 4

 4-危険物乙4と2級ボイラー技士は女性にも目指せる資格です!
 
  危険物乙4と2級ボイラー技士の資格は女性にも十分目指せる資格です。

 と言うのは、高校の化学が出来れば、この2つの資格は十分、合格する事が出来ます。

  特に2級ボイラー技士の資格は工学系のイメージが強い資格ですが、高校の化学が出来さえすれば、簡単に取れてしまいます。

  女性にも、高校の時、化学は得意だったという人が結構いるはずです。

  ですから、女性にも十分目指せる資格だということがおわかりいただけると思います。

  女性で、ガソリンスタンドなどでバイトをしていたり、パートで働いている人も少なくありません。

  ガソリンスタンドなどでバイトをしたり、パートで働く際に、危険物乙4を持っているというだけで、時給がアップしたり、資格手当てが付くなどの特典もあります。
  
  それだけでなく、そのガソリンスタンドの店舗において重要視される事にもつながります。

  それにボイラー技士の資格を持っているとなると、イメージ的にも、断然違うと思います。

  
  
  これからの社会は女性も仕事を持つ人が多くなることと思います。
 
  まだまだ、設備管理の業界では女性は少ないのが現状です。

  でも、女性もこれらの資格を武器に、ぜひ設備管理の業界を目指してみてはいかがでしょうか。

   
  次回は危険物乙4と2級ボイラー技士の受験資格についてと題して、いろいろと述べていきたいと思っています。次回も、ぜひよろしく!

2009年3月4日水曜日

危険物乙4と2級ボイラー技士をセットで目指そう!! vol 3

2-高校の化学が出来れば簡単に取れる!
 
 先に、危険物乙4と2級ボイラー技士は、高校の化学をやったことがあれば、比較的、簡単に取れる資格ですと私は言いました。

  ですが、この2つの資格においては、難しい構造式や化学反応式、モルの計算などは覚える必要はありません。

 では、どんな事を勉強すればいいのかということを、今回は述べていこうと思います。
 
  
  まず、試験危険物乙4の試験では、試験に出る科目は、①危険物に関する法令、②基礎的な物理学及び基礎的な化学、③危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法となっています。

  ここで高校の化学の知識が必要なのは、科目②基礎的な物理学及び基礎的な化学と、科目③危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法のところです。
 
  でも、難しく考える必要は全くありません。

 科目②の基礎的な物理学及び基礎的な化学では、テキストを一冊読む程度で、覚えられる事(高校の化学を勉強したことがあれば、簡単に覚えられます。)ばかりですし、科目③の危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法では、危険物の名称(例:メタノール、アセトン、二硫化炭素、灯油、ガソリンなど)とその性質をテキストを読んで覚えておけば、ほとんどの問題が解けます。

  あとは、科目①の危険物に関する法令のところで、指定数量の計算問題などが出ますが、計算と言っても、指定数量を覚えておいて、後は割り算や足し算をすれば簡単に答えが出るものばかりです。
 
  ですから、本当に難しく考える必要は、全く無いのです。

  試しに、問題集とテキストを一冊ずつ購入して実際にやってみてください。 
 


  2級ボイラー技士の試験では試験に出る科目は、Ⅰ ボイラーの構造に関する知識、Ⅱ ボイラーの取扱に関する知識、Ⅲ 燃料及び燃焼に関する知識、Ⅳボイラー及び圧力容器に関する法令となっています。

  2級ボイラーの試験ではそれぞれの科目の問題全般にわたって、高校の化学の知識があるに越した事はありません。
 
  でも、覚えなくてはならない化学の知識は限られています。

  ぜひ覚えなくてはならない化学の知識としては、温度(摂氏温度℃、絶対温度K:ケルビン)に関する知識、圧力(単位:Pa)に関する知識、熱量(単位:J)に関する知識、熱や蒸気に関する性質及び名称(顕熱、潜熱など)、流量(m^3/h)に関する知識、燃焼に関する知識、化学物質の名称(例:カルシウム、マグネシウム、炭酸カルシウム、リン酸ナトリウム、塩化ナトリウム、イオン交換樹脂、窒素酸化物NOx、硫黄、重油など)やその物質の用途または性質などがあげられます。
 
  
  これらは、テキストを読んだり、問題集などをやりながら、関連づけて覚えていくとよいと思います。

  そんなに難しく考える必要は全く無いです。
 
  これらは問題集をやったり、テキストを読んでいるうちに次第に覚えていけばよいことです。

  それに、難しい構造式や、化学反応式、モルの計算などは、ここでも覚える必要は全く無いのですから...。
  
  2級ボイラーの試験では難しい計算問題等も、ほとんど出ません。(ただし熱量を計算する必要がある問題などは出ることがあります。)

  2級ボイラーの試験で難しいのは、科目Ⅳの、ボイラー及び圧力容器に関する法令のところで、数値をしっかり覚えていなくてはならない問題がでることぐらいです。このことさえ頭に入れて勉強をすれば、2級ボイラーの試験もさほど難しい試験だとは思わないでしょう...。
  
  あとは問題数をこなすだけです!

  
  皆さんも、ぜひ危険物乙4と2級ボイラー技士をセットで目指してほしいと心より願っています!
 
  
  まだまだ、このブログの内容は続きます!次回は、危険物乙4と2級ボイラー技士の資格は、女性にも目指せる資格です!と題して話を進めていきたいと思っています。