試験勉強のやる気を保つために
試験勉強をしていくにあたって、試験勉強の”やる気”を保つことが重要になってくると思います。
試験を受けると決めて、勉強を始めたのはいいけど、勉強の仕方がわからずに、なかなか勉強が進まない。
勉強の仕方がよくわからないので、どこまで勉強したらいいかわからない。
自分の今の実力がわからない。などの、悩みも出てきます。
独学では、このままでは、合格できない!と思ったときが、一番危ない時なのですが、逆にチャンスでもあるのです。
こういうときに限って、独学を諦めて、非常に高額な通信教育に頼ってしまったり、お金がかかる無駄な事をしてしまいがちです。
最初に、お金をかけずに、独学で勉強しようと思ったことを忘れてしまいがちなのです。
こんな時は、ぜひ、短期集中型の勉強に切り替えましょう!
では、どのように短期集中型の勉強に切り替えたらいいのかその方法を皆さんに伝授します。
1、試験が迫ってくると、誰でも焦りや不安が出てきます。その焦りや不安を力に替えるべく、もう一度、勉強の計画を短期集中型のものに練り直してみましょう!そのように、自分にプレッシャーをかけることも大切なのです。
2、短期集中型の計画に練り直す場合、過去問を解くことを重点において、勉強の計画を立てると効果的です。
3、過去問を解くことで実際の試験の問題が、だいたい見えてくると思います。繰り返し、問題を解いて、問題ごと覚えてしまうことをお勧めします!
4、このとき、わからない問題があれば、テキストをしっかり読みながら確認し、もう一度問題を解くことで、また、実力が養えます。
5、それでも駄目だと思ったら、東京都や埼玉県ならば、都や県の職業能力開発センターや、県立の高等技術専門校でやっている受験準備講習などの技能講習を受講して、勉強方法や、理解度をもう一度、確認してみましょう!
このような、公共の職業訓練機関でやっている技術講習の受講には前もって申し込みが必要なのと、いくらかの講習代金と、テキスト料金がかかります。(大抵、講習金額は、1人、1日当たり500円程度です。)しかし、勉強のやる気を上げるためには最良の方法です。講習を受けると、勉強に依然、やる気が出てくるものです。そして、試験勉強に適したテキスト等も講習で教えてくれます。また、わからないことがあれば、質問なども気軽にできます。
私の場合は、大抵は最初から、このような公共の職業訓練機関でやっている講習を受けるのですが、そのあとに必要なところを独学で勉強したほうが、やる気や勉強の進み具合が、断然違います。
ですから、私は、このような公共の職業訓練機関でやっている講習をまずは受けてみることを、特に、お薦めします。
受験業者などがやっている、講習や通信講座は値段が非常に高いので、費用を出来るだけ安く済ませたい独学には向かないと私は思います。
このような方法で、ぜひとも、試験まで勉強を続け、何が何でも、合格を自分の手で勝ち取ってください。
これから独学で、危険物取扱者・ボイラー技士をセットで取りたい!また、設備管理に関する資格をぜひ取りたい!と思っているあなたへ、設備管理に必要な資格の取得を目指したいと思っているみなさんへ、元、高校で理科(化学)を教えていた私が、私の合格体験をもとに教えられる事や、受験の際のアドバイスなどを伝えていきたいと思って作成した、これらの資格を目指したい方必見のブログです!
2011年10月27日木曜日
2011年10月8日土曜日
危険物乙4と二級ボイラー技士をセットで目指そう!! vol 17
-負圧のボイラーの対処の仕方-
まず、ボイラーを起動する前にボイラーの圧力を確認します。
その時の圧力が負(マイナス)の値だった場合、皆さんならどうしますか?
このような事態になる前に通常は、昇圧しておくか。というように、通常は昇圧を行うでしょう。
でも、負の圧力になってしまった、こんな時には、その対処法として、まず、
通常より少し多めの缶低ブローを行ってください。
そして、ダート弁があるボイラーは、ダート弁を開けましょう。
それで、圧力が普通に戻れば、負圧でボイラーを焚かなくてはならないことが、避けられると思います。
そして、給水して、水面計の定位置より5センチほど下げた状態にもっていき、ボイラーを起動し、さらに給水しながらボイラーを焚いていけばよいのです。
しかし、負圧になりやすいボイラーは、ボイラーの保温がきちんとできていないのではないかと思います。
ボイラーには、通常は、内部ケーシングと外部ケーシングの間に保温剤が入っています。
ボイラーの熱損失は1番大きいものが排ガスからの損失です。2番目はボイラーからの放熱損失です。
この、ボイラーからの放熱損失を減らすためには、ボイラーの保温が必要です。
温度と圧力は比例しているため、温度が下がれば、圧力も下がります。
また、このような場合、発生した蒸気自体が、どこかから漏れている可能性も考えられます。
たとえばの例ですが、ボイラーから発生した蒸気が、還水槽の入り口で多量に漏れているなどの可能性もあります。
その場合は、蒸気の熱損失が非常に大きくなるため、冷えた熱が伝わってしまい、ボイラー自体も、運転を止めると、冷えきって、最後には負圧になってしまうのです。
そのような、原因を、まず、なによりも、究明することが先決です。
そして、負圧を防ぐ目的で行う昇圧のためのトータルコストは、今は、ガスや石油の値段がとても高いので、ボイラーの保温のための工事コストよりも、もしかすると高くつくのではないでしょうか?
また、省エネルギーを考えた場合も、ボイラー本体の保温をできるだけしておくべきです。
その方法の一つとして、主蒸気弁と配管の間に中間弁を設けるなどの方法もあります。
中間弁を設けたときは、ボイラー停止後は中間弁を閉めることになります。 そして開ける際は、ボイラー起動後、ヘッダーの圧力を考慮して、中間弁をゆっくり開ける(ゆっくり開けないとハンマを起こす恐れがあるため。)といった作業が必要になりますが、ボイラーの熱損失を防ぐという観点から必要な作業であることは言うまでもありません。(中間弁を閉めた際は、必ずそのことを引き継いで、みんなに知らせておくことも重要です。)
ボイラーの温度を下げない、また、圧力を極端に下げない為の、最も効率の良い方法を、それぞれの現場でぜひ、考えてみてください。
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まず、ボイラーを起動する前にボイラーの圧力を確認します。
その時の圧力が負(マイナス)の値だった場合、皆さんならどうしますか?
このような事態になる前に通常は、昇圧しておくか。というように、通常は昇圧を行うでしょう。
でも、負の圧力になってしまった、こんな時には、その対処法として、まず、
通常より少し多めの缶低ブローを行ってください。
そして、ダート弁があるボイラーは、ダート弁を開けましょう。
それで、圧力が普通に戻れば、負圧でボイラーを焚かなくてはならないことが、避けられると思います。
そして、給水して、水面計の定位置より5センチほど下げた状態にもっていき、ボイラーを起動し、さらに給水しながらボイラーを焚いていけばよいのです。
しかし、負圧になりやすいボイラーは、ボイラーの保温がきちんとできていないのではないかと思います。
ボイラーには、通常は、内部ケーシングと外部ケーシングの間に保温剤が入っています。
ボイラーの熱損失は1番大きいものが排ガスからの損失です。2番目はボイラーからの放熱損失です。
この、ボイラーからの放熱損失を減らすためには、ボイラーの保温が必要です。
温度と圧力は比例しているため、温度が下がれば、圧力も下がります。
また、このような場合、発生した蒸気自体が、どこかから漏れている可能性も考えられます。
たとえばの例ですが、ボイラーから発生した蒸気が、還水槽の入り口で多量に漏れているなどの可能性もあります。
その場合は、蒸気の熱損失が非常に大きくなるため、冷えた熱が伝わってしまい、ボイラー自体も、運転を止めると、冷えきって、最後には負圧になってしまうのです。
そのような、原因を、まず、なによりも、究明することが先決です。
そして、負圧を防ぐ目的で行う昇圧のためのトータルコストは、今は、ガスや石油の値段がとても高いので、ボイラーの保温のための工事コストよりも、もしかすると高くつくのではないでしょうか?
また、省エネルギーを考えた場合も、ボイラー本体の保温をできるだけしておくべきです。
その方法の一つとして、主蒸気弁と配管の間に中間弁を設けるなどの方法もあります。
中間弁を設けたときは、ボイラー停止後は中間弁を閉めることになります。 そして開ける際は、ボイラー起動後、ヘッダーの圧力を考慮して、中間弁をゆっくり開ける(ゆっくり開けないとハンマを起こす恐れがあるため。)といった作業が必要になりますが、ボイラーの熱損失を防ぐという観点から必要な作業であることは言うまでもありません。(中間弁を閉めた際は、必ずそのことを引き継いで、みんなに知らせておくことも重要です。)
ボイラーの温度を下げない、また、圧力を極端に下げない為の、最も効率の良い方法を、それぞれの現場でぜひ、考えてみてください。
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2011年10月4日火曜日
危険物乙4と二級ボイラー技士をセットで目指そう!! vol 16
-ボイラーの水位について-
ボイラーの水位はボイラーを取り扱う上で、とても大切です。
低水位や、高水位のままで、ボイラーを焚いていると、ボイラーの損傷に繋がり、とても危険です。
通常、ボイラーには、この、低水位と高水位で、運転している場合 、警報が鳴るようになっています。
もちろん、ボイラーを起動する際には、この警報が、きちんと鳴ることを確かめてから起動しなくてはなりませんよね?
この警報試験は、水面計や水位検出器の機能試験と同時に行うのが通例です。
そして、ボイラーの水面計は、必ず2つ、用意されています。
水面計が、必ず2つ用意されているのは、1つは予備なんかでは決してありません。
水面計が2つ必ず用意されているのは、2つの水面計を見比べて、異常がないかを確認するために、必ず2つの水面計が、用意されているのです。
また、ボイラーの水位は、水面計や、水位検出器で、その水位がわかるのですから、機能試験と同時に行うのは、もちろんのことだと思います。
そして、水位検出器の機能試験は、通常、炉筒煙管ボイラーの場合は、マグドネルコックを開くことによって行います。(開けたら必ず閉めること。でないと、警報が鳴ってもリセットできないため。)
また、ボイラーを停止した後に、しばらく時間が経ってから、水面計を見ると、水位が徐々に上がってくることに気づいた方もいることでしょう。
これは、いったんはボイラーで熱せられ、水蒸気になった水が、再び、凝縮して、水となってボイラー内部に戻ることに起因しています。
そのため、停止したボイラーを再び焚く場合は、高水位に注意が必要です。
高水位の場合のボイラーの弊害としては、ボイラーの三大弊害のうちの、腐食や、キャリーオーバーが、特に、起こりやすくなります。
ここで、ボイラーの三大弊害とは、1.腐食、2.低水位、3.キャリーオーバーです。
水面計のドレンポットなどが腐食する場合は、おそらく、このような、、高水位が原因だと考えられます。
それは、高水位でボイラーを運転していると、発生した蒸気の湿り度が増加するためです。
そのため、配管などの傷みも、当然のことながら、早くなります。
高水位での運転を防ぐために、停止したボイラーを時間が経ってから、再び、起動する場合は、必ず、缶低ブローを行います。
そして、水位を調節し、通常は、定位置の状態よりも、少し低くして、新たに給水しながらボイラーを焚いていきます。
そして、特に、エコノマイザが付属しているボイラーは、エコノマイザの温度が上がりすぎないように、給水量を調節しながら、蒸気流量が出るまで、ボイラーを焚いていかなければなりません。(蒸気流量が出てからは、大抵、水位については、自動運転に切り替えます。)
ボイラーの中には高水位警報が出ない型のボイラーもあります。
ですが、高水位で運転していると、キャリーオーバーや、水面計のドレンポットや配管などの腐食がおこりやすいと考えれば、おのずと、高水位で運転することの弊害を考えなくてはなりません。
このように、ボイラーは、取り扱いが難しい機械であるということを、十分踏まえたうえで、良い運転を、ぜひとも、心がけてほしいと思います。
ボイラーの水位はボイラーを取り扱う上で、とても大切です。
低水位や、高水位のままで、ボイラーを焚いていると、ボイラーの損傷に繋がり、とても危険です。
通常、ボイラーには、この、低水位と高水位で、運転している場合 、警報が鳴るようになっています。
もちろん、ボイラーを起動する際には、この警報が、きちんと鳴ることを確かめてから起動しなくてはなりませんよね?
この警報試験は、水面計や水位検出器の機能試験と同時に行うのが通例です。
そして、ボイラーの水面計は、必ず2つ、用意されています。
水面計が、必ず2つ用意されているのは、1つは予備なんかでは決してありません。
水面計が2つ必ず用意されているのは、2つの水面計を見比べて、異常がないかを確認するために、必ず2つの水面計が、用意されているのです。
また、ボイラーの水位は、水面計や、水位検出器で、その水位がわかるのですから、機能試験と同時に行うのは、もちろんのことだと思います。
そして、水位検出器の機能試験は、通常、炉筒煙管ボイラーの場合は、マグドネルコックを開くことによって行います。(開けたら必ず閉めること。でないと、警報が鳴ってもリセットできないため。)
また、ボイラーを停止した後に、しばらく時間が経ってから、水面計を見ると、水位が徐々に上がってくることに気づいた方もいることでしょう。
これは、いったんはボイラーで熱せられ、水蒸気になった水が、再び、凝縮して、水となってボイラー内部に戻ることに起因しています。
そのため、停止したボイラーを再び焚く場合は、高水位に注意が必要です。
高水位の場合のボイラーの弊害としては、ボイラーの三大弊害のうちの、腐食や、キャリーオーバーが、特に、起こりやすくなります。
ここで、ボイラーの三大弊害とは、1.腐食、2.低水位、3.キャリーオーバーです。
水面計のドレンポットなどが腐食する場合は、おそらく、このような、、高水位が原因だと考えられます。
それは、高水位でボイラーを運転していると、発生した蒸気の湿り度が増加するためです。
そのため、配管などの傷みも、当然のことながら、早くなります。
高水位での運転を防ぐために、停止したボイラーを時間が経ってから、再び、起動する場合は、必ず、缶低ブローを行います。
そして、水位を調節し、通常は、定位置の状態よりも、少し低くして、新たに給水しながらボイラーを焚いていきます。
そして、特に、エコノマイザが付属しているボイラーは、エコノマイザの温度が上がりすぎないように、給水量を調節しながら、蒸気流量が出るまで、ボイラーを焚いていかなければなりません。(蒸気流量が出てからは、大抵、水位については、自動運転に切り替えます。)
ボイラーの中には高水位警報が出ない型のボイラーもあります。
ですが、高水位で運転していると、キャリーオーバーや、水面計のドレンポットや配管などの腐食がおこりやすいと考えれば、おのずと、高水位で運転することの弊害を考えなくてはなりません。
このように、ボイラーは、取り扱いが難しい機械であるということを、十分踏まえたうえで、良い運転を、ぜひとも、心がけてほしいと思います。
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