計算問題に欠かせない公式は、覚え方を工夫すると覚えやすくなります。
では、どのように公式を覚えるのがいいのでしょうか?
そのことについて、まずは、お話したいと思います。
まず、簡単な例としてオームの法則の式をあげて説明します。
オームの法則の式は、電流(I)は電圧(V)に比例し、抵抗値(R)に反比例するということを、文字式という形で表現したものです。
実際に式で表すと I=V/R
ですが、これは"電圧を抵抗値で割ると、電流が求まる"ことを意味しているのにほかなりません。 このように、式が表している意味を、実際に考えて覚えていくと、その公式が表している意味も覚えられるし、実際に自分で覚えたことを元に公式を導き出す ことができるようになりますよね?
次に、例えば、理想気体の状態方程式を考える事にします。理想気体の状態方程式は
PV=mRT
で表すことができますが、これは"圧力(P)と体積(V)の積は、質量(m)と、気体(ガス)定数(R)と、温度(T)の三つの値の積に等しい"ことを表しています。
このように式が表している意味もきちんと"考えて"覚えておくと、ただ式だけ覚えるのと違って、覚えやすく、忘れにくいし、また忘れてしまった時でも、式が表している意味を考えれば容易に式を導き出すことが出来ます。
実際に公式を覚える時には、このようなコツを知っておくと便利なのです。
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