ーエコノマイザが設置されているボイラーの取り扱い方についてー
ボイラーと一緒に、エコノマイザ(節炭器)が設置されているボイラーを見た、または、実際に取扱ったことのある方もいるかと思います。エコノマイザはボイラーから出る、排ガスの排熱を利用して、給水する水を温める装置です。昔は、石炭をボイラーの燃料として、用いることが多かったため、別名を節炭器と言います。
エコノマイザが設置されているボイラーの場合は、いくつか取扱上での注意が必要です。
まず、第一に、給水を温めておく装置であるため、ボイラーを運転した際には、ボイラー本体に、必ず、給水を行う必要があります。ボイラーに給水が必要な理由は、排ガスの熱を利用して、給水を温める装置であるため、排ガスの熱を利用してあげないと、エコノマイザ自体の温度が、上がり過ぎて、損傷してしまう恐れがあるためです。
2つ目は、エコノマイザには必ず温度計が設置されているので、エコノマイザの温度も確認しながら、ボイラーを運転する必要があります。エコノマイザの温度が上がりすぎないように、給水量を調節しながら、蒸気流量が出るまでは、マニュアル(手動)で運転する必要があるのです。
3つ目は、エコノマイザと排熱ポンプが両方設置されているボイラーの場合は、排熱ポンプのスイッチをオンにして、ボイラーを運転することが大切です。
以前も述べましたが、ボイラーの熱損失で、一番大きなものは、排ガスからの熱損失ですので、その排ガスの熱を有効に使って、ボイラーへの給水を温めることで、省エネにもつながります。
以上の点を踏まえて、エコノマイザや排熱ポンプを設置したボイラーを運転する際は、エコノマイザの温度にも、特に注意して、運転してくださいね。
ボイラーと一緒に、エコノマイザ(節炭器)が設置されているボイラーを見た、または、実際に取扱ったことのある方もいるかと思います。エコノマイザはボイラーから出る、排ガスの排熱を利用して、給水する水を温める装置です。昔は、石炭をボイラーの燃料として、用いることが多かったため、別名を節炭器と言います。
エコノマイザが設置されているボイラーの場合は、いくつか取扱上での注意が必要です。
まず、第一に、給水を温めておく装置であるため、ボイラーを運転した際には、ボイラー本体に、必ず、給水を行う必要があります。ボイラーに給水が必要な理由は、排ガスの熱を利用して、給水を温める装置であるため、排ガスの熱を利用してあげないと、エコノマイザ自体の温度が、上がり過ぎて、損傷してしまう恐れがあるためです。
2つ目は、エコノマイザには必ず温度計が設置されているので、エコノマイザの温度も確認しながら、ボイラーを運転する必要があります。エコノマイザの温度が上がりすぎないように、給水量を調節しながら、蒸気流量が出るまでは、マニュアル(手動)で運転する必要があるのです。
3つ目は、エコノマイザと排熱ポンプが両方設置されているボイラーの場合は、排熱ポンプのスイッチをオンにして、ボイラーを運転することが大切です。
以前も述べましたが、ボイラーの熱損失で、一番大きなものは、排ガスからの熱損失ですので、その排ガスの熱を有効に使って、ボイラーへの給水を温めることで、省エネにもつながります。
以上の点を踏まえて、エコノマイザや排熱ポンプを設置したボイラーを運転する際は、エコノマイザの温度にも、特に注意して、運転してくださいね。